第15話 「お正月の行事と風習」の話。

「お正月」と言う歌に、「凧揚げコマ回し羽根つき」がありますが、最近は殆ど見かけません。お正月の遊びにはカルタ取り、双六、羽根つき、福笑い等がありました。
最近の子供達はスマホゲームが有るので、お正月など関係ないようです。
お正月といえば、お雑煮におせち料理でしたが、最近は多くの家で子供達はおせち料理を食べないそうです。その理由はお母さんが日本食の作り方を知らなくて、簡易的な冷凍食が多く、レトルトの中華料理やハンバーグで誤魔化している為に、日本料理の美味しさは知りません。
夫婦共稼ぎの弊害は食べ物が偏ってしまい、子供達の間で偏食がちになり、胃腸が弱くなったり、風邪をひきやすくなったり、ひどい時には、アレルギー体質になったりします。
元来日本人は魚や野菜が中心の菜食の人種でした。日本人は米文化が長く、身体も米中心の身体に伝統的に出来上がっているのです。お正月にお雑煮を食べるのは、雑煮には餅を始め野菜や鶏肉又は魚やキノコなど様々な物を食する事で栄養を摂取する知恵でした。
おせち料理は冬の栄養食で冷蔵設備の無い時代から保存食として、お正月中食べられたのです。
お雑煮は、関ヶ原を中心としてお餅や具の中身がちがいます。
日本の文化や風習は各地様々ですが、それが日本の素晴らしいところで、お正月から年の瀬になるまで様々な風習があり、奇異な風習もあります。日本は南から北まで四季や様々な伝統文化のある国です。

吉祥寺・昇華山阿羅耶識院本堂の
京都・奈良の名刹寺院の仏像(写仏)三十八体の一体
奈良・新薬師寺の薬師十二神将
丑年生まれの神様
伐折羅(ばさら)大将
http://www.arayashikiin.jp