第5話 『十二因縁のお話』

『十二因縁(じゅうにいんねん)』は、『十二支縁起(じゅうにしえんぎ)』とも呼ばれています。
お釈迦様は、「人間は過去世」からの宿縁により、この世(此岸)に父母の生を受け産まれて来て、「生老病死の宿命により、あの世(彼岸)へ帰って行き、宿縁によって来世に産まれ変わる」と説かれています。
過去世、現世、来世を三世と呼び、信仰心の無い人や、信仰心の少ない人は、この世(此岸)とあの世(彼岸の入り口)を、産まれ変わり死に変わりして、「生苦(しょうく)」と「老苦」と「病苦」と「死苦」の四苦におののき、「愛別離苦(ありべつりく)」と「怨憎会苦(おんぞうえく)」と「求不得苦(ぐふとくく)」と「五陰盛苦(ごおんじょうく)」に苦しみもがきながら、この世とあの世を輪廻するのです。次回に続く。http://blogs.yahoo.co.jp/kanzyun/MYBLOG/yblog.html