第26話 日本のお祭りと盆踊りが無くなってしまう?。

毎年夏は、日本各地でお祭りや盆踊りが盛んに行われています。

殊に八月は先祖を供養する盆踊りが行われています。

霊魂を癒(いや)し敬(うやま)う行事は世界各国で行われていますが、殊に仏教国では慰霊(いれい)の為の行事が盛んに行われています。

日本ではお祭りや踊りが行われ、北は青森のねぶた祭、秋田では竿燈(かんとう)まつり、岩手盛岡さんさ踊り山形花笠まつり、宮城仙台七夕まつり、大阪では八尾の河内音頭(かわちおんど)の盆踊り、京都では祇園祭(ぎおんまつり)、五山の送り火、岐阜は郡上八幡(ぐじょうはちまん)の盆踊り、北陸では富山のおわら風の盆、南では高知のよさこい祭り、徳島の阿波踊り(あわおどり)、博多祇園山笠(はかたぎおんやまがさ)、長崎の精霊流し(しょうりょうながし)等々と先祖を供養する行事が数多く行われています。これらはほとんどが先祖の霊を慰(なぐさ)めるもので、亡くなった人と生きている人の架け橋なのです。

その大切なお祭りや盆踊りの担い手(にないて)が少なくなり、中止してしまった無形文化財も数多くあるのです。

ことに大都市では花火大会はあっても、大衆参加の夏祭りや盆踊りなどは、ボランティアが少なくなり、若者が敬遠して寂しい祭になりつつあります。ましてや昭和四十年代まではお盆に街角で見られたお盆の迎え火などは、ほとんど見られなくなりました。

日本には四季を彩る美しい歳時記がありますが、これも失われつつあるのです。

日本人が日本人の美徳を失った時、どこかの国に日本が占領され、日本と言う国が無くならなければよいのですが。

吉祥寺・昇華山阿羅耶識院本堂の
京都・奈良の名刹寺院の仏像(写仏)三十八体の一体
奈良・新薬師寺の薬師十二神将
子年生まれの神様
宮毘羅(くびら)大将
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