第24話 「人の振り見て我が振り直せ」の話。

「人の振り見て我が振り直せ」とは、成語大辞苑によりますと「他人の姿や振る舞いを見て、自分の姿や振る舞いを反省し、改めるべきところは改めよということ」と訳されています。 

この頃の人達は「人の振り見て我が振り直せ」ではなく、「他の人やるから私もやろう」の人が多くなりました。「猫も杓子(しゃくし)もスマホを持とう」で、「街を歩けばスマホにあたる」です。

スマホ中毒者は流行病になり、世界中に蔓延(まんえん)しています。

スマホのお陰で幸福になるかというと、不幸になる人が多いようで、まずスマホを始めると寝不足になります。文字を忘れます。本を読まなくなります。衝動(しょうどう)買いをするようになります。旅行をする楽しみが減ります。そして目が悪くなります。姿勢が悪くなります。会話をしなくなり失語症気味になります。

良い事はネットで買い物が出来ます。ただし余計な物まで買ってしまう事があります。

スマホ時代の「人の振り見て我が振り直せ」は、スマホ中毒から脱出する事です。スマホ中毒から脱出するのは禁煙するより大変です。スマホは文明の利器です。使いようによっては神仏の智恵と知識を会得できるでしょう。良いアプリを選ぶ事によって本が大好きになったり、人との会話が出来るようになります。「見てやろう聞いてやろう試してやろう」の精神と知識が養われるでしょう。

「人の振り見て我が振り直せ」とは、スマホにもあてはまります。スマホはゲーム機ではなく、知識や智恵をえるものなのです。よりよいスマホの利用法を学び、他人に迷惑をかけないスマホマナーこそ、スマホから得る智恵なのです。


吉祥寺・昇華山阿羅耶識院本堂の
京都・奈良の名刹寺院の仏像(写仏)三十八体の一体
奈良・新薬師寺の薬師十二神将
戌年生まれの神様
招杜羅(しゃとら)大将
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