第9話 『年寄りと老人の話』

ある人が言いました「年寄りでも生き方によって違うんだよね。ただ生きているだけの年寄りと、元気で野良仕事をしている年寄りとでは、張りが違うんだよ。ただ生きているよりも、どう生きるかという生き様なんだよね」と言ったのです。
そして更に「若い者でも年寄りの様な奴が居るんだよ。昔から言うだろう『暗闇から牛を引っ張り出したような顔をして』と言うのがあるがね。起きているのか眠っているのかわからない若者が多くなったんだよ。とにかく今の若者は元気がないんだよ」と言われました。そして「今の若者は若い老人だよ」とも言いました。
生き様を考えますと、くよくよ生きて行くのが今の老人の様な気がします。病気を探す毎日は老人の多くの特徴です。
病院通いが日課になる人は老人です。お年寄りは生き甲斐を見つけて毎日散歩をします。よく人と話をします。閉じこもりはしません。つい最近101歳の人が虫歯が一本もなくて、東京都から表彰されました。100歳まで野良に出ていたそうです。特別の健康法は無くて、何時も大声で笑っていたそうです。「笑う門には福来たる」と言う格言がありますが、笑って一生を送るのも、くよくよして一生を送るのも、同じ一生です。
歩きましょう。笑いましょう。話しましょう。家に閉じこもるのは辞めましょう。今は携帯電話と言う便利な物があります。電話料をケチらないで、お薬と思って、誰かと話をしましょう。
かならず元気になります。話せば喉が渇きます。お水を沢山飲んで、新陳代謝をよくすれば、よく眠れます。元気な毎日を送れば、生き方が変わり、心の老人は居なくなります。
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