第29話 「パワースポット」の話。

最近十年前頃から「パワースポット」と言われる場所や物が世間で流行りだし、日本中に「パワースポット」や「パワーストーン(石)」が流行しました。昔から「パワースポット」は存在しました。ことに京都は平安時代から、有名神社や名刹寺院があり、そこには必ず「パワースポット」がありました。

最近、若い女性が行きたがる京都の「パワースポット」は、縁結びの神社やお寺で、清水寺の「地主神社(じしゅじんじゃ)」や悪縁を切り良縁を得る事で有名な「安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)」は有名です。

厄除けでは京都の西北にある火除けと厄除けの神社「愛宕神社(あたごじんじゃ)」や厄災除けの「大将軍神社(たいしょうぐんじんじゃ)」があり、京都の中央に鎮座する「八坂神社(やさかじんじゃ)」は、厄災・疫病(えきびょう)・厄払いの神様で有名です。さらに京都の鬼門にある「比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)」は、厄除けの元三大師(がんざんだいし)をはじめ様々な守り神が鎮座しています。

日本各地には、縁結び厄除け招福の「パワースポット」のお寺や神社があります。

たとえば縁結びの「出雲大社(いずもたいしゃ)」や伊勢の「猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)」や、安芸の宮島の「厳島神社(いつくしまじんじゃ)」、大阪の「住吉大社(すみよしたいしゃ)」、鎌倉の「鶴岡八幡宮」や浅草の「浅草寺(せんそうじ)」等々はそれぞれに「パワースポット」で外人観光客のほうが日本の「パワースポット」を知っていて、観光という名のお参りに来ます。

最近の中高年の人達は「信仰心」が無く、「パワースポット」も知らないために、不安な毎日を送っています。「イワシの頭も信心から」という喩えがあります。くよくよ毎日を過ごすより、御自分の近くにある「パワースポット」に行って、厄払いをなさって下さい。

吉祥寺のお寺阿羅耶識院にも「パワースポット」があります。

吉祥寺・昇華山阿羅耶識院本堂の
京都・奈良の名刹寺院の仏像(写仏)三十八体の一体
京都大原三千院の観世音菩薩像
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